時と川について(読み)ときとかわについて(英語表記)Of Time and the River

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「時と川について」の意味・わかりやすい解説

時と川について
ときとかわについて
Of Time and the River

アメリカ小説家トマス・ウルフの自伝的小説。 1935年刊。処女作天使よ故郷を見よ』の続編で,副題に「若き日の飢えの物語」とあり,作者分身である主人公ユージン・ガントが故郷を離れハーバード大学の演劇コースに学び,ニューヨーク大学の英語教師をしたのち,ヨーロッパ旅行をして帰国するまでの5年間の精神的彷徨を描いた 40万語に及ぶ膨大な教養小説

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android