時代が付く(読み)ジダイガツク

デジタル大辞泉 「時代が付く」の意味・読み・例文・類語

時代じだい・く

陶器道具などが、年代を経たという渋い趣をもつ。時代を帯びる。「―・いた茶道具

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「時代が付く」の意味・読み・例文・類語

じだい【時代】 が 付(つ)

年月を経て古びた色つやや渋みなどの趣が出る。時代を帯びる。時代を食う。
※落語・素人茶番(1896)〈四代目橘家円喬〉「吾々は極く古物会で人間の首を買ったやうに、極手摺れて時代の付いた顔を御覧に入れる」
※父の婚礼(1915)〈上司小剣〉三「地の底から掘り出したもののやうに時代のついた薬鑵には」

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