時移り事去る（読み）ときうつりことさる

精選版 日本国語大辞典

とき【時】 移(うつ)り事(こと)去(さ)る

(陳鴻の「長恨歌伝」の「時移事去、楽尽悲来」による) 時代が過ぎて、いろいろの事が変遷する。

※古今（905‐914）仮名序「たとひ時うつり、ことさり、たのしびかなしびゆきかふとも」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

時とき移うつり事こと去さ・る

《陳鴻「長恨歌伝」から》歳月とともにさまざまなものが変化してゆく。
「さるほどに―・って、世の変はりゆく有様は」〈平家・二〉

出典　小学館