出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
賃金の支払い形態の一つである時間賃金の一種で、時間(通例1時間)を単位として支払う方式。労働能率とは無関係に、一定時間の労働に対して一定額として支給される賃金という点からみれば、日給、週給、月給などと並んで、固定給の一形態としても位置づけられる。時間給が適用された場合、賃金は労働時間の長さによって直接に規定されるため、賃金水準が低位にあるときには、しばしば長時間労働を生み出す。また、労働の中断を余儀なくされた場合、その分だけ給料から控除されるため、賃金の変動を生じやすいという面ももつ。
日本における時間給の適用は植字工、製本工など特殊な労働に限られていたが、パートタイマーやアルバイト、派遣労働者の広がりなどによって、とりわけ1980年代以降、時間給で働く人々が飛躍的に増大してきた。その賃金水準は職種によってさまざまだが、いずれも正規従業員との間に大きな格差がある。
[横山寿一]
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新