晦蔵(読み)かいぞう

精選版 日本国語大辞典 「晦蔵」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぞう クヮイザウ【晦蔵】

〘名〙
自分才能知識などを目立たないように隠すこと。
※土井本周易抄(1477)一「晦蔵すれば物不之」 〔欧陽脩‐太常博士尹君墓誌銘〕
物資資源などが開発されず、うずもれていること。
真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺日本人任務潜伏晦蔵して未だ世の知る所とならざる富源に至りては決して鮮少なりとせざるなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「晦蔵」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぞう〔クワイザウ〕【×晦蔵】

[名](スル)
自分の才能や学識を人に知られないように隠すこと。
資源などがうずもれていること。
「潜伏―して未だ世の知る所とならざる富源に至りては」〈雪嶺・真善美日本人〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android