智囊(読み)ちのう

世界大百科事典(旧版)内の智囊の言及

【鼂錯】より

…初め刑名の学を張(ちようかい)先生に学び,文帝のとき,古典に通暁するをもって太常の配下の掌故(有職故実係)となった。このころ済南の儒者伏生について《尚書》を学び,ついで太子(のちの景帝)の世話係に任じられたが,その巧みな弁舌から〈智囊(ちのう)〉(知恵袋)とあだ名されたという。彼は文帝に対して,匈奴対策として屯田の制をしくべきこと,また諸侯国の領地を削り中央集権をはかるべきことなどを盛んに上書したが,採用されなかった。…

※「智囊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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