暖室(読み)ダンシツ

デジタル大辞泉 「暖室」の意味・読み・例文・類語

だん‐しつ【暖室/×煖室】

あたたかい部屋暖房などを用いてあたためた部屋。温室

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暖室」の意味・読み・例文・類語

だん‐しつ【暖室】

〘名〙
① あたたかい部屋。暖房の設備を施して人工的にあたためた部屋。温室。また、比喩的に暖かく保護してくれる所の意。
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三「今や漸く暖室(ダンシツ)に足を伸ばし美食に口を飽かしめ」 〔戴叔倫‐郊園即事寄蕭侍郎詩〕
気持に充足感や、ゆとりを与えてくれる部屋。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「実に伯父居間の隣の四畳は、僕にとって政治思想の暖室、乃至時事問題の間接教場と云って宜からふ」

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