暖簾を分ける(読み)のれんをわける

精選版 日本国語大辞典 「暖簾を分ける」の意味・読み・例文・類語

のれん【暖簾】 を 分(わ)ける

商家長年よく勤めた奉公人に、新たに店を出させて同じ屋号を名のることを許す。
怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝二一暖簾(ノレン)を分けて戴いたも母上様(おっかさま)の庇蔭」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「暖簾を分ける」の意味・読み・例文・類語

暖簾のれん・ける

商家で、長年よく勤めた店員などに新たに店を出させ、同じ屋号を名のらせる。そのとき、資金援助をしたり、得意先を分けたりする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android