曩昔(読み)のうせき

精選版 日本国語大辞典 「曩昔」の意味・読み・例文・類語

のう‐せき ナウ‥【曩昔】

〘名〙 さきの日。さきごろ。以前。昔。曩時。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
随筆山中人饒舌(1813)上「曩昔南游し、一医生の家に於て、谷子の獼猴(びこう)の図を観る」 〔向秀思旧賦序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「曩昔」の読み・字形・画数・意味

【曩昔】のう(なう)せき

昔日。晋・向秀〔思旧の賦の序〕人に笛を吹くり。聲を發すること寥亮(れうりやう)たり。曩昔宴の好を思し、に感じてず。故に賦を作ると云ふ。

字通「曩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android