精選版 日本国語大辞典 「曲見」の意味・読み・例文・類語
しゃくみ【曲見】
〘名〙 (動詞「しゃくむ」の連用形の名詞化) 能面の一つ。中年の女を表わす女面。額(ひたい)と顎(あご)とがすこしつき出て、しゃくれているところからの称という。下掛(しもがかり)(=金春・金剛・喜多の三流)で、狂女物などに用いる。
※わらんべ草(1660)四「笑尉を、のぼりびけにし、しゃくみを、ふくれになをし、大べしみを、ぶあくになす」
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