更科・更級(読み)さらしな

精選版 日本国語大辞典 「更科・更級」の意味・読み・例文・類語

さらしな【更科・更級】

[1] 長野県北部の旧郡名。現在の長野市南部、千曲市一帯にあたり、その地域名としても使われる。傾斜地には水田が階段状に並び、姨捨山(おばすてやま)のふもとなど「田毎(たごと)の月」として知られる月の名所が多い。また、ソバ産地としても有名
古今(905‐914)雑上・八七八「わが心なぐさめかねつさらしなやをばすて山にてる月をみて〈よみ人しらず〉」
[2] 〘名〙 「さらしなそば(更科蕎麦)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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