書は以て姓名を記するに足るのみ(読み)しょはもってせいめいをきするにたるのみ

精選版 日本国語大辞典 の解説

しょ【書】 は 以(もっ)て姓名(せいめい)を記(き)するに足(た)るのみ

(「史記‐項羽本紀」の「少時学書不成、去学劔、又不成、項梁怒之、籍曰、書足以記名姓而已、劔一人敵不学」から) 文字は、自分名前さえ書ければよいので、それ以上深く学ぶ必要はない。学問をするよりも兵法をおぼえるのが、英雄になる道だということ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 の解説

しょもっ姓名せいめいするにるのみ

《「史記項羽本紀から》字を書くことは、自分の姓名が書ける程度で十分であり、それ以上深く学ぶ必要はない。学問を学ぶより兵法を覚えるほうが英雄になる道であるということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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