書厨(読み)ショチュウ

デジタル大辞泉 「書厨」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ちゅう【書×厨】

本箱書棚
《「南斉書」陸澄伝から》ただ読書するだけで、その知識を活用する才能のない人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「書厨」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ちゅう【書厨】

〘名〙
① 本を入れておく箱。本箱。書棚(しょだな)
随筆・雅遊漫録(1755)一「書廚、これは俗に云書物箱なり」
② いたずらに読書をするだけで、その本の意味をよく解することのできない人をあざけっていう語。
※授業編(1783)一〇「古人書厨(ショチウ)の譏をまぬかれざるも多かるべし」 〔南斉書‐陸澄伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android