曹司町(読み)ゾウシマチ

デジタル大辞泉 「曹司町」の意味・読み・例文・類語

ぞうし‐まち〔ザウシ‐〕【曹司町】

平安時代宮中で、曹司を多く建て連ねた所。つぼねまち。

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精選版 日本国語大辞典 「曹司町」の意味・読み・例文・類語

ぞうし‐まち ザウシ‥【曹司町】

〘名〙 宮中で、局の集まっている所。また、貴族邸宅で、曹司が多く並んでいる所。つぼねまち。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「ここは、大将殿の宮すみ給ふおとど町。池ひろく、前栽植木おもしろく、おとども、らうどもおほかり。ざうしまち、しもやども、みなひはだなり」
源氏(1001‐14頃)乙女女房のざうしまちども、あてあてのこまげぞ、おほかたのことよりも、めでたかりける」

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