精選版 日本国語大辞典 「最上流」の意味・読み・例文・類語
さいじょう‐りゅう サイジャウリウ【最上流】
もがみ‐りゅう ‥リウ【最上流】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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…この出版により,藤田の弟子の神谷定令によるきびしい攻撃を受けた。会田は自分の塾を最上流と名づけ,藤田の関流と対抗した。その結果,関流と最上流とで20年もの間,互いに相手を非難する数学書を送って論戦した。…
…そのほか,流派は日本中いたるところにたくさんあるが,これらの流派の間はとくに排他的ではなく,それぞれよいところを吸収しあって発展した。会田安明を始祖とする最上流と関流との論争はまったく偶然のできごとであった。もちろん,流派の間での対抗意識はないわけではなく,日本人の数的知識を広める役割も果たした。…
…この書は代表的な数学遊戯の書として今に至るまで読まれている。そのころ,山形から江戸に出て,数学者になろうと考えた会田安明(1747‐1817)は,藤田貞資の弟子になろうとして果たせず,藤田の名著《精要算法》を批判した《改精算法(かいせいさんぽう)》(1785)を出版したことから,藤田の属する関流と,会田が起こした最上流(さいじようりゆう)とで論戦が始まった。この論戦は約20年続き,これによって討論らしきものができかかった。…
…この出版により,藤田の弟子の神谷定令によるきびしい攻撃を受けた。会田は自分の塾を最上流と名づけ,藤田の関流と対抗した。その結果,関流と最上流とで20年もの間,互いに相手を非難する数学書を送って論戦した。…
…そのほか,流派は日本中いたるところにたくさんあるが,これらの流派の間はとくに排他的ではなく,それぞれよいところを吸収しあって発展した。会田安明を始祖とする最上流と関流との論争はまったく偶然のできごとであった。もちろん,流派の間での対抗意識はないわけではなく,日本人の数的知識を広める役割も果たした。…
…この書は代表的な数学遊戯の書として今に至るまで読まれている。そのころ,山形から江戸に出て,数学者になろうと考えた会田安明(1747‐1817)は,藤田貞資の弟子になろうとして果たせず,藤田の名著《精要算法》を批判した《改精算法(かいせいさんぽう)》(1785)を出版したことから,藤田の属する関流と,会田が起こした最上流(さいじようりゆう)とで論戦が始まった。この論戦は約20年続き,これによって討論らしきものができかかった。…
※「最上流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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