月の霜(読み)つきのしも

精選版 日本国語大辞典 「月の霜」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 霜(しも)

月の光が白くさえ渡って照っているさまを、霜にたとえていう語。《季・秋》
※後撰(951‐953頃)夏・二一四「今夜かくなかむる袖のつゆけきは月の霜をや秋とみつらん〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「月の霜」の意味・読み・例文・類語

つき‐の‐しも【月の霜】

月光がさえ渡り地上を白く照らすのを、霜にたとえた語。
「こよひかく眺むる袖の露けきは―をや秋と見つらむ」〈後撰・夏〉

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