月天(読み)ガッテン

デジタル大辞泉 「月天」の意味・読み・例文・類語

がっ‐てん〔グワツ‐〕【月天】

月天子がってんしの治める月の世界。転じて、月。
月天子がってんし

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精選版 日本国語大辞典 「月天」の意味・読み・例文・類語

がっ‐てん グヮッ‥【月天】

〘名〙 仏語月天子(がってんし)の領有する月の世界。転じて、月。また、密教で月天子をいう。
※高野大師御広伝(1118)上「花苑正開春日色。月天遍照秋夜明」 〔皮日休‐華山李錬師所居詩〕

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普及版 字通 「月天」の読み・字形・画数・意味

【月天】げつてん

月天子。

字通「月」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の月天の言及

【十二天】より

天部に含まれるすべての天,竜王,諸神,薬叉(夜叉),冥官,星宿などのそれぞれを代表する天部十二尊の総称。12の天部は四方(東西南北)と四維(南東,南西,北西,北東)の8方と上方,下方の10方位に配置される十尊と日天(につてん),月天(がつてん)である。すなわち,帝釈天(たいしやくてん)(東),火天(かてん)(南東),閻魔天(えんまてん)(南),羅刹天(らせつてん)(南西),水天(すいてん)(西,バルナ),風天(ふうてん)(北西),毘沙門天(びしやもんてん)(北),伊舎那天(いしやなてん)(北東),梵天(ぼんてん)(上),地天(ちてん)(下),日天,月天となる。…

※「月天」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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