月形潔(読み)つきがた きよし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「月形潔」の解説

月形潔 つきがた-きよし

1847-1894 明治時代の官僚
弘化(こうか)4年6月27日生まれ。月形健助長男内務省にはいり,北海道につくることになった監獄の設置場所を選定するよう命じられ,空知(そらち)地方シペップトをえらぶ。明治14年樺戸(かばと)集治監が開設され,初代典獄(監獄長)となる。周辺の郡長もかね,月形の姓が村名になった。明治27年1月8日死去。48歳。筑前(ちくぜん)(福岡県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の月形潔の言及

【月形[町]】より

…1919年に集治監が廃止されるまで,受刑者により空知・上川地方の開発が行われた。町名は初代典獄の月形潔の名に由来する。1888年,集治監の土地の一部が払い下げられ,以後小作農場経営が行われるようになり,移住者も増加した。…

※「月形潔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android