精選版 日本国語大辞典 「月海元昭」の意味・読み・例文・類語
げっかい‐げんしょう ‥ゲンセウ【月海元昭】
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…江戸中期の黄檗宗の僧。肥前国(佐賀県)蓮池に生まれた。俗姓柴山氏。僧号月海,諱(いみな)は元昭,晩年は還俗して高遊外と自称した。煎茶人として知られ,煎茶の中興といわれ,また本朝煎茶の茶神とまで称賛される。12歳のとき肥前竜津寺で同寺開山の化霖道竜につき出家,ついで化霖の師万福寺の独湛性瑩(しようけい)に師事し禅の修行に励んだ。その後諸国行脚(あんぎや)の志をたてて旅に出,陸奥仙台の万寿寺で月耕道稔に参じたのをはじめ広く臨済,曹洞の禅僧に参禅し,のち竜津寺化霖のもとに帰った。…
※「月海元昭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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