有り有りし(読み)アリアリシ

デジタル大辞泉 「有り有りし」の意味・読み・例文・類語

ありあり・し【有り有りし/在り在りし】

[形シク]
事実そのままらしい。ありのままである。
「心深く大人のやうにおはすれば、―・しうは世にのたまはじ」〈宇津保・楼上下〉
当然あるべきさまである。望ましいさまだ。
「―・シイていデゴザル」〈日葡
いかにも本当らしい。
「―・しく言へば、若気ゆゑまことと思ひ」〈信長公記一二

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android