有所得(読み)うしょとく

精選版 日本国語大辞典 「有所得」の意味・読み・例文・類語

う‐しょとく【有所得】

〘名〙 仏語。得られるものがあると考えること。物事に執着すること。⇔無所得
顕戒論(820)下「如有一類長住深山、有所得心、修寂静業、魔知彼心可以動壊、発空中声、讚其行

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「有所得」の意味・読み・例文・類語

う‐しょとく【有所得】

仏語。
理解すること。知覚すること。⇔無所得
こだわりの心をもつこと。⇔無所得

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android