服膺(読み)フクヨウ

デジタル大辞泉 「服膺」の意味・読み・例文・類語

ふく‐よう【服×膺】

[名](スル)心にとどめて忘れないこと。
「敵を愛すというは殊に政治家が―すべき金言だ」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「服膺」の意味・読み・例文・類語

ふく‐よう【服膺】

〘名〙 他人の戒め・命令などをしっかりと心にとめて忘れないこと。忘れずに守ること。相手ことばを受け入れて実行すること。「拳拳(けんけん)服膺」
本朝文粋(1060頃)一二・詰眼文〈三善清行〉「斯言吾所服膺也。汝其従我乎」

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普及版 字通 「服膺」の読み・字形・画数・意味

【服膺】ふくよう

心に留める。〔中庸、八〕子曰く、(顔)回の人爲(た)る、~一善を得ば、則ち(けんけん)膺して之れを失はず。

字通「服」の項目を見る

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