服部幸三(読み)はっとり こうぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「服部幸三」の解説

服部幸三 はっとり-こうぞう

1924-2009 昭和後期-平成時代の音楽評論家。
大正13年3月10日生まれ。昭和34年西ドイツに留学し,バロック音楽研究。45年東京芸大の教授となり,61年音楽学部長。その間FM放送でバロック音楽の解説担当,バロック音楽の普及貢献。51年から音楽学会会長もつとめた。平成21年10月8日死去。85歳。鹿児島県出身。東大卒。著作に「西洋音楽史 バロック」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「服部幸三」の意味・わかりやすい解説

服部幸三【はっとりこうぞう】

音楽学者。専門は西洋音楽史。鹿児島市に生まれる。東京大学法学部卒業。東京芸術大学教授。バロック音楽研究の第一人者日本における音楽学の確立に貢献,著作や放送番組を通じて啓蒙普及にも尽力した。日本音楽学会会長。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android