朝宮(読み)あさみや

精選版 日本国語大辞典 「朝宮」の意味・読み・例文・類語

あさ‐みや【朝宮】

〘名〙 朝の御殿。また、朝、御殿に出仕すること。
万葉(8C後)二・一九六「靡かひの 宜しき君が 朝宮を 忘れ給ふや 夕宮を 背き給ふや」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「朝宮」の意味・わかりやすい解説

朝宮
あさみや

滋賀県南部、甲賀市(こうかし)信楽(しがらき)町の地名南北朝時代に郷名としてみえ、南北両軍の合戦があったという。近世以来、茶の生産地として知られ、現在も宇治茶と同じ高級茶が栽培され朝宮茶として有名。国道307号が通じ、ゴルフ場がある。

[編集部]

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普及版 字通 「朝宮」の読み・字形・画数・意味

【朝宮】ちようきゆう

御所

字通「朝」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の朝宮の言及

【信楽[町]】より

…中心の長野は信楽焼の主産地で,第2次大戦前は火鉢,茶壺の生産が多かったが,近年は植木鉢に主力が注がれ,ほかにタイルや庭園用の陶器のテーブルセット,灯籠などがつくられており,県立窯業試験場,信楽伝統産業会館がある。町の西部の朝宮を中心とする山間地は〈信楽茶〉の産地。県の最南端にあたる山村の多羅尾は江戸時代は幕府の直轄領で,豪族の多羅尾一族が代官をつとめ,現在もその屋敷跡が残っている。…

※「朝宮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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