朝山梵灯庵(読み)あさやま ぼんとうあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「朝山梵灯庵」の解説

朝山梵灯庵 あさやま-ぼんとうあん

1349-? 南北朝-室町時代連歌師
貞和(じょうわ)5=正平(しょうへい)4年生まれ。出雲(いずも)(島根県)の地頭和歌冷泉(れいぜい)為秀に,連歌二条良基(よしもと)にまなぶ。足利義満につかえ,のち出家して各地を遍歴。60歳前後で京都にもどった。応永34年(1427)79歳で没したとする説がある。名は師綱(もろつな)。自撰付句集に「梵灯連歌合十五番」など。

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旺文社日本史事典 三訂版 「朝山梵灯庵」の解説

朝山梵灯庵
あさやまぼんとうあん

1349〜1417?
室町前期の連歌師
出雲の人。3代将軍足利義満に仕えたが,40歳のころ出家し,筑紫・熊野陸奥などで漂泊生活を送る。二条良基に連歌を学び,今川了俊と並び称された。数寄 (すき) を重んじ幽玄 (ゆうげん) を尊ぶ。

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改訂新版 世界大百科事典 「朝山梵灯庵」の意味・わかりやすい解説

朝山梵灯庵 (あさやまぼんとうあん)

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世界大百科事典(旧版)内の朝山梵灯庵の言及

【梵灯庵主】より

…俗名は朝山師綱(もろつな)。朝山梵灯庵ともいう。歴代足利氏の家臣。…

※「朝山梵灯庵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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