朝比奈・朝夷(読み)あさひな

精選版 日本国語大辞典 「朝比奈・朝夷」の意味・読み・例文・類語

あさひな【朝比奈・朝夷】

(中世近世は「あさいな」か)
[1]
[一] 朝比奈三郎および彼にまつわる伝説などをいう。→朝比奈義秀
[二] 謡曲。四番目物。廃曲作者不詳。和田氏の乱の時の朝比奈三郎の奮戦ぶりを主題にしたもの。
[三] 狂言。各流。閻魔(えんま)王が、朝比奈三郎を地獄へ連れ去ろうとするが、逆に負かされ、おどかされて極楽浄土に案内する。
[2] 〘名〙 「あさひなちまき(朝比奈粽)」の略。
咄本・蝶夫婦(1777)足留の盃「朝比奈(アサヒナ)の黒焼さ」

あさいな あさひな【朝比奈・朝夷】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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