朝鮮出兵(読み)ちょうせんしゅっぺい

精選版 日本国語大辞典 「朝鮮出兵」の意味・読み・例文・類語

ちょうせん‐しゅっぺい テウセン‥【朝鮮出兵】

桃山時代豊臣秀吉二度にわたる朝鮮への侵攻。文祿慶長(ぶんろくけいちょう)の役。朝鮮では壬辰・丁酉の倭乱と呼んでいる。

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デジタル大辞泉 「朝鮮出兵」の意味・読み・例文・類語

ちょうせん‐しゅっぺい〔テウセン‐〕【朝鮮出兵】

豊臣秀吉の二度にわたる朝鮮侵攻。→文禄の役慶長の役

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世界大百科事典(旧版)内の朝鮮出兵の言及

【江戸幕府】より

…この原則を百姓,町人にも適用したのが〈刀狩〉であり,彼らは武器を取り上げられることで自力救済の能力を欠く身分におとしめられたのであった。 天下統一の完成後に秀吉が無謀な朝鮮出兵(文禄・慶長の役)を行ったのは,このようにして戦争に国民を動員することが,そのまま支配体制の構築・強化であったからにほかならない。しかしこの出兵は現地では朝鮮人民の抵抗に出会うとともに国内では深刻な矛盾を引き起こし,敗色の濃いうちに秀吉は死んだ。…

【文禄・慶長の役】より

…国内の封建的統一の達成後,秀吉が家臣に知行地を給付するには,原則として自己の直轄領を割いて与える以外に方法は無く,それには限界があった。諸大名のなかには海外に所領を希望する者もあり,これらの動きを背景にして,国内統一の延長上に朝鮮出兵が企図された。また,16世紀中ごろに勘合貿易が中断されてから,中国産の生糸(白糸(しらいと))はポルトガル船を介して輸入されていたが,秀吉の意図する貿易独占政策は明国との直接取引を求めていた。…

※「朝鮮出兵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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