木下蘭皐(読み)きのした らんこう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木下蘭皐」の解説

木下蘭皐 きのした-らんこう

1681-1752 江戸時代中期の儒者。
天和(てんな)元年生まれ。尾張(おわり)名古屋藩士。岡島冠山(かんざん)に華音(中国語)を,荻生徂徠(おぎゅう-そらい)に儒学をまなぶ。享保(きょうほう)4年朝鮮通信使の接待にあたって華音の才能を発揮し,名をあげた。宝暦2年8月6日死去。72歳。名は実聞。字(あざな)は公達,希声。通称は宇左衛門。別号に玉壺真人。詩文集に「玉壺詩稿」,編著に「客館璀粲(さいさん)集」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android