朝日日本歴史人物事典 「木内重四郎」の解説
木内重四郎
生年:慶応1.12.10(1866.1.26)
明治大正期の官僚,政治家。千葉県山武郡千代田村に生まれる。明治21(1888)年帝国大学法科大学政治学科を卒業。法制局参事官試補となり,貴族院,内務省,農商務省商工局長を歴任。次いで統監府(朝鮮統督府)農商工部長官などとなり,依頼免官ののち貴族院議員(所属は茶話会)となる。大正5(1916)年京都府知事となるが汚職の嫌疑,いわゆる「豚箱事件」で収監されるが無罪となる。死の直前,同事件に関連した追起訴の罰金刑が失効とされた。<参考文献>馬場恒吾『木内重四郎伝』
(中野実)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報