精選版 日本国語大辞典 「木山捷平」の意味・読み・例文・類語
きやま‐しょうへい【木山捷平】
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小説家。岡山県生まれ。東洋大学中退。詩人として出発、『野』(1929)、『メクラとチンバ』(1931)の2詩集があり、のちに『木山捷平詩集』(1967)も編まれた。1933年(昭和8)同人誌『海豹(かいひょう)』に加わり、小説を書き始める。作品集『抑制の日』(1939)、『河骨(こうほね)』(1941)などにより、その飄々(ひょうひょう)とした作味が評価された。旧満州(中国東北)で敗戦を迎え、当時の体験を生かした作に、長編『大陸の細道』(1962)、『長春五馬路(ウーマロ)』(1968)がある。晩年の作品集『去年今年』(1968)、『斜里の白雪』(1968)などからも、その庶民性に徹した独自の境地が読み取れる。
[保昌正夫]
『『木山捷平全集』全8巻(1978~79・講談社)』▽『木山みさを編『感愛集――木山捷平追悼録』(1970・永田書房)』
《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...
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