木戸門(読み)きどもん

精選版 日本国語大辞典 「木戸門」の意味・読み・例文・類語

きど‐もん【木戸門】

〘名〙 二本の柱を立て、上は屋根腕木をのせた質素な門。普通の家の木戸の門。腕木門(うでぎもん)

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デジタル大辞泉 「木戸門」の意味・読み・例文・類語

きど‐もん【木戸門】

2本の柱を冠木かぶきでつなぎ屋根をのせた、木戸の門。腕木門。

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世界大百科事典(旧版)内の木戸門の言及

【門】より

…武家屋敷の門は格式によって形式が定められ,とくに大きな国持大名は独立した門を建てられるが,一般は長屋門で,10万石以上は左右に唐破風あるいは切妻の出番所付,5万石以上は葺下(ふきおろし)屋根の出番所,分家では5万石以上も片方出番所,片方出格子,1万石以上は両方とも出格子の番所と定められている(武家屋敷)。腕木門は〈木戸門〉ともいわれ,内側に控柱を立て,本柱に腕木を通して出し桁を支え,屋根をかけたもので,現在でも住宅に用いられている。このほか,埋(うずみ)門,穴門,土門など,土塀や石垣の一部にあけられたくぐりの門があり,鉄門や銅製の鋳抜門など門の扉の材料・形式によって呼ばれているものもある。…

※「木戸門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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