木更津[市](読み)きさらづ

百科事典マイペディア 「木更津[市]」の意味・わかりやすい解説

木更津[市]【きさらづ】

千葉県中部,東京湾岸の市。1942年市制。小櫃(おびつ)川下流域を占める。中心市街は中世以来の港町で,近世房総の貢米輸送を独占した木更津船往来繁栄。1936年の海軍航空隊設置後は軍都として発展,第2次世界大戦後は自衛隊基地がおかれている。近年木更津港を含む埋立工業地の造成が進み,電気機器,鉄鋼などの工場が立地し,京葉工業地域の一部をなす。内房線,久留里線,館山自動車道,圏央道が通じる。工業化が進んで木更津港は1968年重要港湾に指定され,1997年12月には川崎との間に自動車専用の東京湾アクアライン(15.1km)が開通した。狸囃子(たぬきばやし)の証誠寺,金鈴塚古墳がある。東日本大震災で,市内において被害が発生。138.95km2。12万9312人(2010)。

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