末つ方(読み)スエツカタ

デジタル大辞泉 「末つ方」の意味・読み・例文・類語

すえ‐つ‐かた〔すゑ‐〕【末つ方】

《「つ」は「の」の意の格助詞
月や季節などの終わりのころ。
「秋の―、いともの心細くて」〈若紫
一続きの物事終末部分。終わりのほう。
「ただ―をいささか弾き給ふ」〈横笛
晩年
故院の―」〈・若菜上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android