末梢主義(読み)まっしょうしゅぎ(英語表記)peripheralism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「末梢主義」の意味・わかりやすい解説

末梢主義
まっしょうしゅぎ
peripheralism

心理学で,中枢神経系における事象よりも身体の末梢部位に生起する事象に重点をおく立場行動は奏効器 (筋または腺) において生じる事象として定義されるが,それらを生起させる刺激状況も重視される。狭義行動主義的心理学の立場。この末梢主義的心理学に対して,脳の事象に重点をおく立場を中枢主義的心理学という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android