本化(読み)ほんけ

精選版 日本国語大辞典 「本化」の意味・読み・例文・類語

ほん‐け【本化】

〘名〙 (「ほんげ」とも。「本地仏教化」の意) 仏語法華経にもとづいて説かれる本迹二門の教化のうち、永遠絶対の仏の教化のあり方をいう。特に、日蓮宗では、日蓮自身がその一分を担うとされ、この面が強調される。
※日蓮遺文‐持妙法華問答鈔(1263)「本化の上行は大地より涌出して仏寿を久遠に顕す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「本化」の意味・読み・例文・類語

ほん‐け【本化】

日蓮宗で、久遠実成くおんじつじょう本地仏教化きょうけ
法華宗、すなわち日蓮宗のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android