本番(読み)ほんばん

精選版 日本国語大辞典 「本番」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ばん【本番】

〘名〙
本来当番。正式の持ち番。
高野山文書‐応永二六年(1419)四月一五日・両所十聴衆評定事書案「御所之造営、近日可始行之間、本番可出者也」
映画テレビラジオなどで、テストリハーサルではなく、実際に行なう撮影放送録音。また一般に、練習に対して、本式でやることにいう。
※NHK放送楽屋ばなし(1951)〈藤井一市〉一「気分も乗って来たというところで一服させて本番に入る」

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デジタル大辞泉 「本番」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ばん【本番】

映画・テレビ・ラジオなどで、テストやリハーサルでなく、実際に撮影・放送・録音を行うこと。また一般に、練習でなく、本式に事を行うこと。「ぶっつけ本番
本格的にその時期になること。その物事最盛期であること。「夏本番」「受験シーズンも本番に入る」

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