本門の題目(読み)ホンモンノダイモク

デジタル大辞泉 「本門の題目」の意味・読み・例文・類語

ほんもん‐の‐だいもく【本門の題目】

日蓮宗三大秘法の一。南無妙法蓮華経七字題目を唱えて、本尊帰依きえする心を表すこと。

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精選版 日本国語大辞典 「本門の題目」の意味・読み・例文・類語

ほんもん【本門】 の 題目(だいもく)

日蓮宗三大秘法の一つ。南無妙法蓮華経の題目を唱え本尊に帰依すること。南無妙法蓮華経がすべての存在にその真の活動性としてそなわっているとする理解に基づく。

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世界大百科事典(旧版)内の本門の題目の言及

【題目】より

…一般的には書物などの標題や題号を意味するが,日蓮系では,〈妙法蓮華経〉の5字や〈南無妙法蓮華経〉の7字を題目,お題目と称し,これを唱えること,すなわち唱題を信行の中心に据える。日蓮は,〈妙法蓮華経〉という題目は単なる題号ではなく,釈尊の説いた法華経の功徳が凝集していて,これを受持し唱えれば,釈尊のもつすべての功徳が譲り与えられるとして,これを本門の題目と称し,本門の本尊,本門の戒壇とともにその教義の中心に据えた。日蓮宗で,曼荼羅の中央に題目を書いたものを本尊とするが,筆端を四方に延ばして書き,俗に〈ひげ題目〉と称する。…

※「本門の題目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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