杉の標(読み)すぎのしるし

精選版 日本国語大辞典 「杉の標」の意味・読み・例文・類語

すぎ【杉】 の 標(しるし)

(「古今‐雑下」の杉を家の目じるしとした古歌「わがいほはみわの山もとこひしくはとぶらひきませすぎたてるかど〈よみ人しらず〉」から) ゆくえをたずねる目じるし。
落窪(10C後)三「年比はすぎのしるしもなき様にて尋ね聞えさすべき方なくなむ思ひ給ふるに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android