日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 李達((1890―1966))りたつ / リーター(1890―1966) 中国の社会科学者。湖南省零陵(れいりょう)の人。字(あざな)は鶴明。1913年(大正2)日本に留学し、初め科学を学ぶが、のちマルクス主義を学び、その紹介に努めた。帰国後中国共産党の創立に参加し、『新青年』を編集した。1923年離党し、以降、曁南(きなん)大学、北平大学、中山大学、湖南大学などでマルクス経済学、政治学を講じた。新中国成立後、再入党し教育界、学界の要職を歴任。マルクス主義に関する著書、翻訳書が多数ある。[阿川修三][参照項目] | 新青年 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例