材木問屋(読み)ざいもくどんや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「材木問屋」の意味・わかりやすい解説

材木問屋
ざいもくどんや

江戸時代の材木取引業者。中世材木座後身で,各地にあったが,江戸では,江戸城修築にあたった商人が,その功により江戸日本橋材木町に開業し,当初問屋仲買を兼ねていたが,次第に分化し,さらに産地別,品種別に専門業化し,深川木場に移った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の材木問屋の言及

【木材】より

…表2,表2(つづき)に各種の用途に使われるおもな樹種を示す。【上村 武】
【材木問屋】
 日本における木材の商品化は平安時代の末ころから始まった。それがさらに進んで鎌倉時代には産地や消費地に問丸が発生した(材木座)。…

※「材木問屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android