村木源次郎(読み)むらき げんじろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村木源次郎」の解説

村木源次郎 むらき-げんじろう

1890-1925 大正時代無政府主義者
明治23年生まれ。関東大震災時の大杉栄虐殺の報復として,大正13年和田久太郎,古田大次郎らと震災時の戒厳司令官福田雅太郎(まさたろう)の暗殺をはかり検挙された。予審中の大正14年1月24日病死。36歳。神奈川県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の村木源次郎の言及

【甘粕事件】より

…12月16日には大杉の葬儀が行われたが,その朝には右翼の大化会が大杉の遺骨を奪取して葬儀を侮辱した。大杉派の無政府主義者もテロリズムにかりたてられ,震災1周年には和田久太郎,村木源次郎が福田元戒厳司令官の暗殺を企てて失敗し,無政府主義の衰退を早めた。甘粕は3年後の1926年10月に早くも仮出獄し,陸軍の機密費で1年半ほど渡仏した。…

※「村木源次郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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