東ベルリン暴動(読み)ひがしベルリンぼうどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東ベルリン暴動」の意味・わかりやすい解説

東ベルリン暴動
ひがしベルリンぼうどう

1953年6月 16日東ベルリンの建築労働者のノルマ引上げ反対ストライキをきっかけとして起り,約1週間東ドイツ各地に波及した反政府暴動長年にわたる大衆の不満が I.スターリンの死を機会に爆発したもので,スターリンの死後最初の大規模な反ソ暴動となった。ソ連軍は当初事態を静観したが,暴動が拡大するに及んで介入,一挙に鎮圧した。

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旺文社世界史事典 三訂版 「東ベルリン暴動」の解説

東ベルリン暴動
ひがしベルリンぼうどう

1953年6月17日東ベルリンで起きた反ソ・反政府暴動
スターリンの死を契機に,重工業化を進めるために労働者のノルマを強化していた社会主義統一党SED)への不満が爆発し,東ベルリンや東ドイツの各地で労働者を中心とした民衆デモやストライキが頻発政治経済自由化を求めたが,ソ連軍の介入によって鎮圧された。

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