東京テアトル(読み)とうきょうテアトル

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京テアトル」の意味・わかりやすい解説

東京テアトル
とうきょうテアトル

映画興行会社。1946年東京興行として設立,同年映画館のテアトル銀座を開場。1953年渋谷クラブハイツを開店,キャバレーの運営を開始する(2013撤退)。1955年現社名変更以後,新宿,池袋などにビルを建設し,飲食事業,不動産事業へと分野を拡大した。テアトル銀座は 1955年に改装してテアトル東京となったが 1981年閉館。1987年跡地に銀座テアトルビルが竣工し,セゾングループの運営する銀座テアトル西友(のちの銀座テアトルシネマ),銀座セゾン劇場(2007パルコに譲渡,のちのル・テアトル銀座 by PARCO),ホテル西洋銀座(2000直営化)などが入居した。2012年銀座テアトルビルの譲渡を決定,翌 2013年5月31日をもってビル内の映画館,劇場の営業を終え,同時にホテル西洋銀座も閉館しホテル事業から撤退した。銀座テアトルビルは 2013年6月,コナミに売却された。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「東京テアトル」の解説

東京テアトル

正式社名「東京テアトル株式会社」。英文社名「TOKYO THEATRES COMPANY, INCORPORATED」。サービス業。昭和21年(1946)「東京興行株式会社」設立。同30年(1955)現在の社名に変更。本社は東京都中央区銀座。不動産・映画興行会社。ほかにホテル・キャバレーなどを経営東京証券取引所第1部上場。証券コード9633。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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