東京国際展示場(読み)トウキョウコクサイテンジジョウ(英語表記)Tokyo Big Sight

デジタル大辞泉 「東京国際展示場」の意味・読み・例文・類語

とうきょう‐こくさいてんじじょう〔トウキヤウコクサイテンジヂヤウ〕【東京国際展示場】

東京都江東区にある複合施設通称東京ビッグサイト。平成8年(1996)開場会議棟・東展示棟・西展示棟からなる。東京モーターショーなど、さまざまなイベントや会議、コンサートなどに利用される。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「東京国際展示場」の意味・わかりやすい解説

東京国際展示場
とうきょうこくさいてんじじょう
Tokyo Big Sight

東京沿岸部(江東(こうとう)区有明(ありあけ))にある常設大型展示・会議場。日本最大のコンベンション施設として1996年(平成8)に開業した。大規模(ビッグ)で、国際会議や展示会などでにぎわう祭都(さいと)の中心施設になるという意味を込めて、東京ビッグサイトという愛称がつけられた。約26ヘクタールの敷地に、高層部が逆三角形の独特のデザインである会議棟(国際会議場、レセプションホール、22の会議室で構成)のほか、東展示棟・東新展示棟(展示面積6.6ヘクタール)、西展示棟(同2.9ヘクタール)の三つの建物からなる。延床面積は約25ヘクタール、総展示面積は約9.5ヘクタール。総工費(用地費、増設・改修費は除く)は1985億円。東京都が1995年に世界都市博覧会(都市博)の会場として建設したが、青島幸男(あおしまゆきお)都知事の判断で都市博が中止になったため、中央区晴海(はるみ)にあった東京国際見本市会場を移転する形で開業した。運営会社は株式会社東京ビッグサイトで、東京都が85%出資する東京臨海ホールディングスのほか、三井不動産、東芝日立製作所三菱(みつびし)電機などが出資している。資本金は55億7100万円。土地・建物は東京都の所有で、株式会社東京ビッグサイトは展示・会議棟を無償で借り、売上げの20%を納付している。東京モーターショー、コミック同人誌即売会「コミックマーケット(通称コミケ)」、東京インターナショナル・ギフト・ショーなどを開催し、2020年(令和2)の東京オリンピック・パラリンピック(2021年開催)では国際放送センターとメインプレスセンターとなった。累計来場者数は2億1235万人(2015年末時点)、年間来場者は1605万人(2015)。稼働率は70%を超え、展示場などが手狭なことから展示棟などの拡張が計画されている。

[矢野 武 2022年2月18日]

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デジタル大辞泉プラス 「東京国際展示場」の解説

東京国際展示場

東京都江東区にある複合施設。1996年開館。愛称は「東京ビッグサイト」。会議棟、東展示棟、西展示棟からなる。

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