東奔西走(読み)とうほんせいそう

精選版 日本国語大辞典 「東奔西走」の意味・読み・例文・類語

とうほん‐せいそう【東奔西走】

〘名〙 東に西に奔走すること。あちらこちらとせわしなくかけまわること。とうほんさいそう。東走西奔。
※新聞雑誌‐一七号・明治四年(1871)一〇月「官途鞅掌(せはしく)東奔西走して久しく其業を廃す」

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デジタル大辞泉 「東奔西走」の意味・読み・例文・類語

とうほん‐せいそう【東奔西走】

[名](スル)あちこち忙しく走りまわること。「資金集めに東奔西走する」
[類語]てんてこ舞いきりきり舞い忙しいせわしいせわしない気ぜわしいあわただしい目まぐるしい多忙繁忙繁多繁劇多事多端多用繁用席の暖まるいとまもない猫の手も借りたいそそくさせかせか性急拙速多端忙殺怱忙そうぼう倥偬こうそう怱怱そうそう大忙し取り紛れる手が塞がる目が回る応接にいとまがないあくせくこせこせばたばたせっかちあたふた気早気早い大わらわ貧乏暇無し甲斐甲斐かいがいしいそわそわ右往左往慌てふためく動き回るちょこまかうそうそ倉卒押せ押せてんやわんややいのやいの

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四字熟語を知る辞典 「東奔西走」の解説

東奔西走

東に西に奔走すること。あちらこちらとせわしなくかけまわること。

[活用] ―する。

[使用例] その日一日その自動車は、丸の内から神田へ、神田から銀座へという具合に、まるで東奔西走というありさまでした[梅崎春生*春の月|1952]

[使用例] 父親自分事業をしていて忙しく、毎日東奔西走していたが[阿部昭人生の一日|1975]

[解説] 「奔」も「走」も、はしる、かける意。

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