東洋の魔女(読み)トウヨウノマジョ

デジタル大辞泉 「東洋の魔女」の意味・読み・例文・類語

とうよう‐の‐まじょ〔トウヤウ‐マヂヨ〕【東洋の魔女】

昭和30年代に活躍した女子バレーボール日本代表チームの呼び名。監督大松だいまつ博文。昭和39年(1964)の東京オリンピックでは、ソ連(現ロシア)チームを破り金メダルを獲得した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の東洋の魔女の言及

【大松博文】より

…62年第4回世界選手権(モスクワ)でソ連を破り優勝を飾る。この前年のヨーロッパ遠征で24戦全勝,選手は〈東洋の魔女〉〈太平洋の台風娘〉と報道された。64年,バレーボールが初めて正式種目となったオリンピック東京大会で優勝。…

【バレーボール】より

…レクリエーションとしては9人制,競技としては6人制というのが現在の傾向である。64年のオリンピック東京大会で,女子チーム(監督は大松博文)が〈東洋の魔女〉という異名のもとに金メダルを獲得し,これがきっかけとなって日本の代表的スポーツとなった。 とりわけ,職場から家庭婦人(ママさんバレー)まで幅広く女性の間でプレーされるようになった理由としては,(1)1923年に大阪で開催された第6回極東大会に日本女子チームが初めてオープン参加し,中国に大勝して女子バレーボールを多くの観衆に印象づけたこと,(2)23年前後は,女性スポーツの勃興期に入っていたこと,(3)ネットが境となって身体接触がないなど女性向きのスポーツであったこと,といった点をあげることができよう。…

※「東洋の魔女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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