東海発電所(読み)トウカイハツデンショ

デジタル大辞泉 「東海発電所」の意味・読み・例文・類語

とうかい‐はつでんしょ【東海発電所】

日本原子力発電が茨城県那珂郡東海村に設置した、日本で初めての商業用原子力発電所。昭和41年(1966)7月から平成10年(1998)3月まで31年8か月にわたり営業運転を行った後、廃止措置に入った。→原子力発電所補説
[補説]原子炉は、英国で開発されたコールダーホール型原子炉を改良し、耐震性を向上させたもので、出力は16万6000キロワット。昭和53年(1978)に隣接して建設された東海第二発電所は、沸騰水型軽水炉を採用し、出力は110万キロワット。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の東海発電所の言及

【日本原子力発電[株]】より

…電気事業法上は電力会社に電気を売る卸電気事業者。60年,日本最初の原子力発電所である東海発電所(茨城県東海村)の建設に着工し,66年に運転を開始した。この原子力発電所はイギリスのゼネラル・エレクトリック社(GEC)のガス冷却炉(GCR)を導入したもので,出力は16万6000kWである。…

※「東海発電所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android