東漸(読み)とうぜん

精選版 日本国語大辞典 「東漸」の意味・読み・例文・類語

とう‐ぜん【東漸】

〘名〙 勢力がしだいしだいに東方へと移り進むこと。
平家(13C前)二「仏法東漸の理にて、百済国にうつらせ給ひて」
夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「欧羅巴人の東漸と共に」 〔書経禹貢

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「東漸」の意味・読み・例文・類語

とう‐ぜん【東漸】

[名](スル)勢力が東の方へ次第に伝わり広まること。「仏教東漸する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android