東郷神社(読み)トウゴウジンジャ

デジタル大辞泉 「東郷神社」の意味・読み・例文・類語

とうごう‐じんじゃ〔トウガウ‐〕【東郷神社】

東京都渋谷区にある神社祭神東郷平八郎。昭和15年(1940)創建

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精選版 日本国語大辞典 「東郷神社」の意味・読み・例文・類語

とうごう‐じんじゃ トウガウ‥【東郷神社】

東京都渋谷区神宮前にある神社。旧府社。東郷平八郎をまつる。昭和一五年(一九四〇)東郷元帥記念会が創建。

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日本歴史地名大系 「東郷神社」の解説

東郷神社
とうごうじんじや

[現在地名]東郷町小鹿谷 秀尾平

小鹿谷おしかだに集落西方、東郷池を見下ろす高台に位置する。旧郷社。祭神は誉田別命・国常立命・伊邪那岐命・素盞嗚命など一六柱。近世には当社の随身門付近に八幡宮があったとされる。元和元年(一六一五)の東郷八幡宮寄進状写(東郷八幡宮古文書)によれば、伯耆代官山田五郎兵衛が八幡宮に二〇石を寄進している。なお天文一六年(一五四七)一月二五日の河村郡東郷新八幡宮社領寄進状写(県立博物館蔵)によると、東郷新八幡宮の社人に御神楽料として三反が寄進されており、これは尼子晴久によるものと推定されているが、同社にかかわるものとも考えられる。

東郷神社
とうごうじんじや

[現在地名]渋谷区神宮前一丁目

昭和一五年(一九四〇)海軍軍人(元帥)東郷平八郎を祭神として創祀。旧府社。東郷は第一艦隊兼連合艦隊司令長官として明治三八年(一九〇五)日本海海戦ロシアバルチック艦隊に勝利して世界に勇名をとどろかせた。

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改訂新版 世界大百科事典 「東郷神社」の意味・わかりやすい解説

東郷神社 (とうごうじんじゃ)

東京都渋谷区神宮前にあり,東郷平八郎をまつる。日露戦争後,国民から敬慕された東郷元帥が1934年に没すると,財団法人東郷元帥記念会が設立され,神社建設の運動をおこし,40年,明治神宮に近い旧鳥取藩池田侯爵邸の土地に,府社東郷神社が創建された。45年に戦災社殿いっさいを焼失,64年に東郷会が中心となって再建された。日本海海戦の記念行事の一環として,5月28日を例祭日とする。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「東郷神社」の意味・わかりやすい解説

東郷神社
とうごうじんじゃ

東京都渋谷区神宮前に鎮座。祭神は東郷平八郎命(とうごうへいはちろうのみこと)。東郷は1847年(弘化4)生まれ、薩摩(さつま)藩出身の海軍元帥。日露戦争ではロシア艦隊を破って名将とうたわれ、また明治・大正・昭和の天皇に奉仕し、国民的に敬慕された。1934年(昭和9)の没後ただちに設立された財団法人東郷元帥記念会の尽力で、府社として40年に創建。45年戦災で炎上、64年(昭和39)再興された。例祭は日本海海戦にちなみ、5月28日。

[牟禮 仁]

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