東陵公園(読み)とうりょうこうえん

世界の観光地名がわかる事典 「東陵公園」の解説

とうりょうこうえん【東陵公園】

中国の遼寧(りょうねい)省の瀋陽(しんよう)市東部にある、清の前身、後金の初代皇帝であるヌルハチ陵墓。1629年に建造された。◇正式名称は「福陵」だが、瀋陽市の東部に位置するので「東陵」と呼ばれる。保存状態が悪かったが修復され、現在は「東陵公園」として一般公開されている。背後には天柱山、前方渾河に臨み、緑に覆われた格調の高い帝陵で、108段の石段が丘の頂上まで続く。2004年に、世界遺産(文化遺産)に指定された。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android